午後3時からの予約のお客さまを待っていたのですが
バックルームで準備をしていると
「めまい」が突然きました。
その「めまい」はとても長く
実際には単なる「めまい」ではなく
部屋ごと揺れているのだと気がつきました。
急いでお店の方へ戻り
「めまい」でフラつきながら。
吊り下げ式の照明は見た事もないくらい
ぶらんぶらんと振れている。
これは!?
そのまま歩道へ出てみると当時のお隣の洋服屋のお兄さんも
慌てて出て来ていて
これって地震だよね?と
2人で確認しあったのでした。
道路を走る車は何事もないように走りすぎていく
歩いている人もさほど気に留めるふうでもない
ただ
地面、家屋、街灯や信号機が未だかつて経験した事もない
気持ちのわるい波打つ振れ方をしていて
異常事態ということだけは分かった。
10年前の2011年3月11日14時46分
浜松に地震の揺れが伝わったのはその数分後かと。
少しの間とんでも無いことがこれから起こるのかな?と
身構えてしまう感じだったのを覚えている。
数分後、
予約のお客さまが何事もなく歩いて来店されたので
そのままお店に戻って仕事をしました。
その時のお客さまは岩手出身の方だった。
そして
10年後の2月13日、余震で震度6。
よく風化などと言われますが
阪神淡路も東日本も
忘れようがない衝撃。
一度見れば一生忘れない記憶に刻まれる。
当事者のみなさまにとって26年とは、10年とは
長いのか短いのか計り知れません。
そして現時点ではコロナ禍だからこそ
あらためて非常時の生き方を考えなければと
思うのでした。
SNSなどというツールもこういった時に見直され
普及していきますね。
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